2016年3月1日火曜日

ピアノ指導者として

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私がバスティンメソードを学ぼうと思ったきっかけは、恩師の姪子さんをお預かりすることになり恩師からバスティンメソードを薦められたからでした。
とにかく勉強しなきゃ!と思い右も左もわからないうちにバスティンツアーに参加したのです。ツアーに参加してみると私の知っている指導法とは水と油のごとく違うものでした。帰りの機内では、驚きと感激と期待とが入り混じって興奮し「帰国したらどのように勉強しようか」と思案し続けていたのを昨日のように覚えています。その後、バスティンメソードの理念を知れば知るほど、奥の深さと創始者の学習者への思いが見えてきて益々魅力を感じるようになりました。

あれから30年あまりバスティンメソード一筋の指導人生です。楽しみながらいつの間にか身についてしまうソルフェージュやセオリーの分野。そして良質な知識と耳を養いつつピアノ指導が始まります。しかもグループレッスンと個人レッスンを併用することの大きなメリットがあることも知りました。時を同じくして、私の息子2人ともピアノ教育を始める頃でしたので100%私の実験台となりました。何よりそのような存在が我が子でよかったと胸を撫で下ろしながら、息子たちには「ごめんね!」と心の中で詫びています(苦笑)それでも音楽大好き人間に育ってくれたことは嬉しく思っています。

バスティンメソードはセオリーとテクニックを両輪としてしっかり学び表現とつなげていく総合教材です。そしてその表現をするために関連する全てのことが、系統立って組み立てられ見事なカリキュラムとなって提示されています。実に完成度の高いメソードだと言えると思います。バスティンで学んだ方はバッハやモーツァルト、ベートーヴェンをはじめショパンやシューマンなどの上級の作品を自らがアナリーゼして表現方法を見出していけるのです。

私は曲がりなりにも音大で楽典やソルフェージュ、和声学などを学びました。それがピアノ演奏にどのように関連しているのか知らないで卒業しました。今から思えば実に恥ずかしいことであり残念なことでもあります。学生時代にもっとその重要性に気づいていれば・・・といつも悔しく思っています。それに気づかせてくれたのはバスティンメソードだったのです。このようなメソードにめぐり会えたことが嬉しくバスティン先生に心から感謝しています。でも指導者にとってはけして易しいテキストではないでしょう。なぜならテキストには参考書がないからです。生徒と同じテキストの一曲一曲に与えられた指導内容を読み取り教えなくてはなりません。指導者が総合的な指導カリキュラムを持っていないと、指導不足または要求過多で生徒が消化不良になってしまうなどのケースが出てきてしまうのです。それには指導者自身の学びへの精神と経験が大きく影響するでしょう。そのために指導者は学び続けていなくてはなりません。その重要性と必要性を感じてらっしゃる指導者が大勢いらっしゃるのだと思います。ですから私のような者のセミナーに、リピーターの方々が何度も足を運んで下さるのでしょう。そして私もその方々に背中を押されるような思いで学び続けるのです。


バスティンメソードがセオリーとテクニックと表現の相互関係においてバランスよく学ぶことと同様に、生徒とのレッスン経験と保護者との信頼関係とセミナーの受講者の皆さんとの相互関係によって現在の自分に育てて頂いたと感謝しています。残りの人生を私の知識と経験が、私と縁のあった方々にお役に立つのならば精一杯努めさせて頂こうと思っています。




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