2016年4月10日日曜日

母親になって

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ご相談はこちらから
utsunomiya.pianosensei@gmail.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

多くの女性が歩む道を私も自然に歩み始めた20代。社会人となり、ピアノ講師として面白みとやりがいを感じ始めた頃に結婚し、出産しました。そして双子の親となった私は、ピアノ講師としての仕事に魅力を感じつつも、子育てにウエートを置かざるを得なくなりました。無我夢中で子育てに取り組み、息子たちが幼稚園入園をする時に、主人と「夕食は家族全員で食べる」という約束をしました。そのルールを守るため、平日は早々に仕事を切り上げ、土・日曜日に集中させて乗り切る形が私のライフスタイルになりました。

そして、息子たちのピアノ教育を本格的に始めなくてはならない頃、偶然にも第1回バスティンツアーの募集がありました。バスティンメソードを勉強したことが無く、息子たちのピアノ指導法に悩んでいた時でしたので、参加する事にしたのです。5歳の2人の子供たちを置いて、6日間の海外ツアーに参加する事は大きな決断でした。子供たちのことも心配であり、主人をはじめ周囲の方々に迷惑をかける事は承知しておりましたが、それでもその後の息子たちの教育のためにバスティン先生直々の研修が受けられることは、私にとって何事にも代え難い魅力でした。あの研修に参加したからこそ今の自分があるのです。家族の未来を読み、即答で賛成してくれた主人と、サポートしてくれた方々に感謝しております。バスティンメソードに深く関わる私の人生はこうして始まったのです。

子育てとバスティンメソードを学び、実践した30代。バスティンメソードの理念を知れば知るほど、子育ての理想的な形が見えてきました。それ以来バスティンメソードを活かした子育てを実践することになったのです。バスティンメソードに巡りあえて本当に幸運でした。私は迷うことなく子育てに取り組む事ができました。そしてピアノ講師という職業は、人づくりの一端を担っていることも知りました。そのようなスタンスで子育てと仕事に従事した結果、“子育て=ピアノ指導=教育=人づくり”であることに気づいたのです。

ピアノ指導者としての立場でしかなかった自分が母親になったことで、人づくりにおける母親の役割の大きさに気づかされました。母親の考え方や価値観は、もしかすると父親以上に子供の成長に深く関わり、影響するのです。
子育てを経験したことで気づいたことを、いくつか挙げてみます。
・躾の段階から人間形成につながっていること
・ゆるぎない信念とポリシーをもって真剣に子供に向き合わなければならないこと
・学ぶ土台は反抗期までに確立しなければならないこと
・母親の忍耐が子供の成長を促すこと
・反復力が自信を生み出すということ
・努力とその成果を出した時の感動をくりかえし体験させることの大切さ
・小さな目標達成に始まり、より大きな目標達成へと導くこと
・努力の集大成であるステージでの演奏や受験などで実力を充分に発揮するための訓練をさせることの必要性
・子ども自身が自己管理できるように育てることの重要性
等々・・・多くの気づきがありました。今もそれを主軸としてピアノ指導をしています。

私の人づくりのモットーは、ピアノ講師と母親という双方の経験から生まれたものです。そのモットーを確立した現在、私に出来る事はその人づくりのノウハウをピアノ講師のみならず、多くの方々に伝えることだと考えています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生徒さん募集中です。土曜日、日曜日、対応可能です。
ご見学・体験レッスン・ご相談はお気軽に!
ブログの連絡フォームまたは下記アドレスまで!
utsunomiya.pianosensei@gmail.com

0 件のコメント:

コメントを投稿