2017年10月7日土曜日

小倉郁子のバスティンメソッド解説④-テクニック編その1(パーティーシリーズ)

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こんにちは。すっかり秋らしくなってきました。我が家の庭には、金木犀がオレンジ色の花をつけて香りと共に楽しませてくれます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今秋はテクニックについてお話しようと思います。
私は、自分の学生時代からテクニックの重要性と必要性をひしひしと感じてきました。なぜなら表現したいことを現実として満足できる音にするのには、どうしてもテクニックが必要だからです。そのスキルが無いと、心や頭の中にどんな豊かな音楽性があっても表現することが儘ならないからです。

 テクニックと言えば技術と翻訳されますが、その中には単に指さばきと言う手の運動的な要素だけでなく、音づくり、ハーモニーづくりも含まれます。どのような響きが必要とされているのか、そのためにはどのようなタッチでキーに触れればよいのか、美しい響きのバランスは…と打鍵の速度、深さ、指先、手首、腕、身体の使い方、ペダリングなど音を出す時には多くの神経を張り巡らせ演奏します。それを導入期から少しずつ習得させていくことが大切です。ではどのようにしたらよいのでしょうか。子供に限らず中学生高校生、または大学生や指導者になっても悩まれていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 そこでバスティンメソードで学ぶテクニックを順に紐解いていこうと思います。まずは初歩的基本的なテクニックから私の指導法を紹介したいと思います。今回はパーティーシリーズから学ぶテクニックです。

《グーモーション》
ピアノを習い 始めて最初に学ぶテクニックです。グーモーションの目的は、ピアノという楽器の美しい音、きれいな優しい音、柔らかい音など力みの無い響きを聞いて身体で覚えることです。


グーモーション


《グーモーション予備練習①》
スポンジ花を使って、腕が沈む感じ、手首からでんぐり返しをして指先がスポンジ花から離れていく感じを体感させます。(スポンジ花は宇都宮バスティン研究会会員 菅野こう先生が考案された物です。)

グーモーション予備練習①

《グーモーション予備練習②》 
グーモーションを指に変換します。指先はタッチポイントで打鍵し、第3関節でしっかり支えて下さい。呉々も打鍵後の指先と手首が、脱力されていることをご注意下さい。

グーモーション予備練習②


今回はここまでです。これから数回にわたってテクニックの習得法を紹介して行きたいと思います。生徒の皆さんや指導に悩む先生方のご参考に少しでもなれば、嬉しく思います。それでは次回またよろしくお願いしますね。


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