2018年2月4日日曜日

小倉郁子のバスティンメソッド解説⑤テクニック編その2(パーティシリーズ)

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 皆さま平成30年はどんな年明けになりましたか。南岸低気圧による大雪、インフルエンザと振り回されてしまいました。しかし2月には平昌オリンピックも始まります。春はもうすぐそこに来ていますよ。私も頑張らなきゃ‼︎

 さて昨年秋にパーティーシリーズのテクニックを始めて、その後更新せず申し訳ありませんでした。今回は心して完成させたいと思います。本年もよろしくお願いします。


パーティーシリーズテクニック NO.2
【和音の弾き方】
①指の付け根を高くして良い手の形を作ります。良い手の形とは、第1関節が立ち第3関節がしっかりと持ち上がっている状態です。生徒には三角おにぎりを握らせ確認させましょう。そして、全ての音が同時に弾けたか、脱力された美しい響きであるか判断できるように導きます。鍵盤から手を離すときはグーモーションを行います。
(グーモーションのおさらいは→こちら

②強い音や弱い音を弾くときは、打鍵の速度を変えること意識させます。打鍵時に、手首や指先が脱力されているかチェックしましょう。響きを耳で判断できるようになるといいですね。

 動画1:おにぎり

③連続して和音を弾く場合は、三角おにぎりの手で手首を高めに準備します。指先を鍵盤近くに位置づけ手首でジャンプします。手首の弾みを使った弾き方です。安定した手の形と腕の重みを支えられることを条件とします。


動画2:連続して和音を弾く場合


【5指の弾き方】
指先のタッチポイントを確認します。進行方向に重心を移動しながら弾かせます。その時に粒が揃っているか判断させましょう。

動画3:5指の弾き方


【スタカート】
パーティーシリーズ時のスタカートは、打鍵の仕方を学びます。キーワードはアップ・タッチです。指先で鍵盤を蹴り上げること、そして速やかに次の音にタッチすること習慣を身につけます。上から腕を落とす弾き方は避けなければなりません。初めが肝心です! 御注意を。

動画4:スタカート



 以上でパーティーシリーズで学ぶテクニックは終了です。手の形を守りつつ手首、指先の脱力を意識させることはとても重要。且つ大変です。しかし私たち指導者は、どんなに大変でも求め続けなくてはなりません。生徒さんが興味を引くような話題や教具を使って理想的な手を作っていくことは、生徒さんに大きなプレゼントをしているのです。ピアノ弾くための手作りがあってこそテクニックが習得できるのです。可愛い生徒さんのために頑張りましょう(^。^)


Ikuko


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