2017年2月22日水曜日

さあ、やってみよう!!

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   子どもを育てるということは、人を育てるということです。子どもの成長過程に、大人がどのように導くかということはとても重要なことです。その全てを親だけで導くことは難しいことでしょう。子育ては、お子さんに関わる総ての力を結集して育てていくべきだと思います。その一つがコンクールです。コンクールは人づくりに必要なことが多く経験できるからです。
   さっそくコンクール編 第3回め「子どもにとってのメリットについて」お話しましょう。

①目標をもって努力することを知る
   「この曲をこんな風に弾けたら最高‼︎」という目標に向かって「コツコツと努力して感性を磨く」または「美しい表現を求めて自分を磨く」ために努力するのです。なんて素敵なのでしょう。これこそ情操教育です。そこに価値があると思いませんか。そのために具体的な練習目的を明確にして、小さなハードルを一つひとつ越えていくのです。その結果、努力する喜びを知ることになるでしょう。

②向上心を養う
  子どもは好きなことや興味のあることに夢中になっている時は、想像以上の成果を上げることがあります。その時は想像力・創造力や集中力などが溢れている時です。自分の限界に挑戦しているのです。その能力をあらゆることに使えるように養いたいものです。現状に満足することなく、向上心をもって自らが完成度を高めていくことになります。特にコンクールは同年代の人の演奏を聴くことで、多くの刺激を受け相乗効果を上げることができるでしょう。

③時間の管理を身につけることができる
   今の子ども達は、とても忙しい毎日を過ごしています。ですから効率よく時間を使うことを身につけさせたいですね。毎日の日課の中で、優先順位を決め、限られた時間のやりくりすることを学びます。コンクールの時は尚更、ピアノの練習時間を確保しなければなりません。その日にやらなければならないことを、きっちりとやり切るために身をもって学びます。

④自己管理を習得できる
   コンクール当日は、不安と期待の交錯する気持ちを抱えてステージに上がります。それまでの努力の成果を認めてもらうために、実力を出し切ることに集中します。本人の心中はとても複雑です。どんなに周りの者が励ましても自分自身でコントロールするしかないのです。その訓練は本番でしかできません。どんな不安やアクシデントにも打ち勝つ強い精神力と、冷静に対処できる判断力をも養います。事前の準備や当日のマインドコントロール、コンクール後の心の整理など自己管理を学ぶのに良い機会となるでしょう。

⑤結果を謙虚に受け止める大切さを学ぶ
   完成度高く仕上げ実力を発揮したとしても、思うような結果を得られない場合があります。その時は、自分よりももっと努力した人がいることを認めなくてはなりません。常に冷静に判断し、結果は真摯に受け止め次へのステップの糧とする考えを学びます。そのような謙虚な姿勢は人づくりの基となるでしょう。

   コンクールは参加型学習の場です。演奏当日を迎えるために精一杯の努力をして準備します。その過程だけでも集中力・判断力・応用力・想像力など多くのことを身につけることができます。そしてアナリーゼや想像力を活かして描かれたイメージを、音で表現するためのテクニックを習得して本番を迎えます。演奏前・演奏中・演奏後の精神的なコントロールを経験して身につけます。そのような経験を重ねることで強い精神力を養います。
   このようにコンクールは人づくりにとって経験させたいことを、コンパクトに体験することができます。期間限定での取り組みであること・そして結果が出ることなどの条件により、実に効率良く身につけることことができます。窮地に立たないと本気にならない方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。敢えて、子ども達を成長させるためにコンクールという場を借りて育てましょう。私の経験では人づくりのためのコンクールチャレンジは小学生時代が適していると思います。反抗期が始まると思うような効果が上がらないからです。
   そしていつの間にか心から音楽を愛する人に育ってくれます。それは音楽は心の表現だからです。最後に私の大好きな言葉で締めたいと思います。

“自己表現は心の開放である”



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